seen you before のこと Have I seen you before? 前にも、どこかで出会ったことがあるかもしれない。
はじめて会うのに、どこか懐かしい。 seen you before という名前には、 そんな再会の感覚が込められています。
誰かとの違いも、日々の小さな不便も、優しさも。 ずっとそこにあったのに、 気づかずに通り過ぎてきたもの。
新しい価値を生み出すことだけでなく、 見過ごされてきた感覚や存在に、 もう一度、目を向けるために。 このブランドは生まれました。
身体に合うか。着やすいか。 服を選ぶ条件を重ねるうちに、 自分の「好き」が後回しになることがあります。
だからこそ、着やすさと、心が動くことを、 一着の中で大切にしたい。 「これが着たい」という気持ちに、 何度でも出会えるように。
疲れた日も、自分らしさを見失った日も、 あなたの美しさはなくなりません。 この服が、それをそっと思い出すきっかけになれたら。
かつて見落とした誰かに。 忘れかけていた、自分自身に。
もう一度、出会える服。
seen you before
服づくりについて 無理をしないインクルーシブデザイン 好きな服を着るために、 無理をしなくてもいい。
インクルーシブデザインと聞くと、 「特別な配慮」や「正しさ」を 思い浮かべるかもしれません。
けれど、私が大切にしたいのは、 もっと身近にある気持ちです。
この色が好き。 このシルエットを着てみたい。 今日は、こんな自分で出かけたい。
その気持ちを、 着やすさと一緒に大切にすること。
誰かにとって必要な工夫が、 好きな服の中に、自然にあること。
ひとりとの出会いから、服が生まれる。 服づくりは、 「きっと、こんなことで困っているはず」 という想像だけでは始まりません。
目の前にいる人の話を聞くこと。 普段どんなふうに服を着ているのか、 何を心地よく感じ、 どんな装いに心が動くのかを知ること。
同じ身体の特徴があっても、 暮らし方や好みは、一人ひとり違います。
だから、不便を知ることと同じくらい、 その人の「好き」を知ることを大切にしています。
着替えやすい開き方。 動きを妨げないゆとり。 触れていて心地よい素材。
そうした工夫を、 かたちや色、装う楽しさとともに考える。
ひとりとの対話から生まれた工夫が、 別の誰かにとっても、 心地よい選択肢になるかもしれません。
すべての人に、 同じ一着がぴったり合うとは限りません。
それでも、自分に合う服を探すときに、 あきらめることが少しでも減るように。 選べることが、少しずつ増えるように。
「私にぴったりだ」と思えること。 着ている自分を、いいなと思えること。 そんな喜びが、日々の中にあるように。
インクルーシブが特別な挑戦ではなく、 当たり前になっていく。
seen you before は、 その先の世界をつくっていきたいと考えています。
名前にも、その人の気配を。 インクルーシブデザインは、 「架空の困っている誰か」のために つくるものではありません。
このブランドでは、ひとつひとつの服に モデルとなる人物が存在しています。
体の特徴、日々の癖、 その人が大切にしている感覚。 そこから設計は始まります。
商品名のsoundなどの言葉は、 モデルの漢字の一部を、 その人に合った意味へと変換したものです。
デザイナーについて Profile 矢野目 莉奈 / RINA YANOME
文化服装学院卒業、デジタルハリウッド大学大学院修了。 幼少期の服の悩みや、病気のある家族との経験をきっかけに インクルーシブファッションを志す。 Project SOLIT Lead Designerとしても活動。 2025年に seen you before をスタート。 研究・教育・デザインを横断しながら、 誰もが好きな服を楽しめる社会を目指して活動している。
TO YOU seen you before という名前には、 「前に会ったことがある?」という、どこか懐かしい問いかけが込められています。
久しぶりに再会したときのような、やさしい気持ちで思い出す感覚。 そして同時に、これまで気づかずに通り過ぎてきた存在と、 もう一度向き合うための、静かなスタートでもあります。
もし過去に見逃してきた誰かがいたなら、なかったことにするのではなく、 今ここから、やり直せたらいい。
このブランドは、 そんな再会のきっかけになることを願っています。
I wanna see you before the sadness comes.
FROM Rina Yanome
seen you before の活動記録 服を作るだけでなく、研究、教育、講演、メディアを通して、 インクルーシブファッションの可能性を広げています。
Research 2026
De Gruyter Handbook of Fashion Marketing “Harmonized Design: Redesigning the Process Itself for Inclusive Collaboration”(共著)
2025
日本感性工学会 春季大会 「若年層身体障がい者のジェンダーフリー・インクルーシブファッション ― 車椅子利用者向け被服の設計と評価 ―」
詳細を見る ↗ 2025
日本感性工学会大会 「ジェンダーとファッションデザインに関する考察」
Awards & Exhibitions 2026
「Trace of Memory」 POPUP・WORKSHOP
2026
Fashion Designers Accelerator Tokyo(FDAT)関連事業 合同展示会 出展
2025
東京都主催「Next Fashion Designer of Tokyo 2025」 インクルーシブデザイン部門 東京都知事賞・優秀賞 受賞
2023
東京都主催「Next Fashion Designer of Tokyo 2023」 インクルーシブデザイン部門 奨励賞 受賞
2026
公益財団法人日本ユニフォームセンター 令和8年度 第2回NUCセミナー 登壇 「The UNIFORM」2026年 第58巻 秋号(4号)通巻612 掲載 「多様性を掲げる会社の制服は、本当に多様な人を迎え入れているか―ユニフォーム会社に求められるインクルーシブデザインの視点―」
2026
千葉日報 「障害や病気でもおしゃれを」インタビュー掲載
詳細を見る ↗
デジタルハリウッド大学校友会 「障がい、年齢、性別、体型にかかわらず、すべての人が楽しめる服を。ファッションで境界を越えるデザイナーの挑戦」インタビュー掲載
詳細を見る ↗ 2023
TBS NEWS DIG「Nスタ」 「障害者のニーズに合う機能性やデザイン“インクルーシブファッション” 東京都がコンテストを初開催」出演
詳細を見る ↗
05 2026 AW / Collection notes
MET BEFORE 前にも出会っていたかもしれない。
seen you before
2026 AW — MET BEFORE
このシーズンテーマは、 ブランド名とも重なる 「前にも出会っていたかもしれない」という 感覚から始まりました。
身体の違いも、不便さも、 自分の中にあるたくさんの自分も、 本当はずっとそこにあった。
気づかなかっただけで、 私たちは何度もすれ違ってきたのかもしれません。
Met Before は、 その見過ごしてきた存在に、 もう一度出会いに行くことを意味します。
許せなかった思いも、 理解できずに遠ざけてしまったことも。
あなたと私は違う。 そして私でさえ、瞬間ごとに変わっていく。
違いは、本当はあたりまえのはずなのに、 いつのまにか恐れや、誤解に変わってしまう。
だけど、
気づいた今なら、 もう一度、会いにいける。
I wanna see you before the sadness comes. 悲しみが訪れる前に、あなたと出会い直せますように。
seen you before
次のコレクションへ まだ見ぬ一着と、次の物語へ。
seen you before
Still in the making.
次のコレクションに向けて、 新しいお話を準備しています。
次の一着にも、ひとつの物語を。 ここから始まる一章を、また読みに来ていただけたらうれしいです。
see you again, soon.